住宅の省エネ化、長寿命化を考えるときに大切なポイントは
「断熱」「気密」「防湿」の3つで、これらをセットで考えるべきと考えております。
防湿層とは、繊維系断熱材を使った充填断熱で、水蒸気が壁内部を大量に通過すると
壁内で結露が生じて、木材が腐食する原因ともなります。
これを防ぐために、壁内側の防湿層の設置は不可欠です。
また、気密層は、室内の空気や熱を必要以上に外部へ漏らさないために設けます。
断熱材のなかに気流を起こさないためにも必要です。
繊維系断熱材の性能をフルに発揮させるには、断熱材の中の空気を静止させて
乾燥状態に保つことがとても重要です。
木造戸建て住宅で防湿層と気密層を設けるには
おもに次のような方法があります。
①ポリシーとを使う
柱の間に断熱材をすき間なく充填した後、室内側にポリシーとを張って
防湿・気密層とする方法です。ポリシーとの継ぎ目には気密テープを貼るなどして
確実に連続させるようにしていきます。
②パック入りの断熱材を使う
ポリエチレンフィルムパック入りの断熱材を使う方法です。
フィルムを防湿・防湿層とし、外壁側に合板で防風層を設ける方法もあります。
そのときに、フィルムのフチは柱に留め、合板などで土台から桁まで
継目とすき間ができないように施工していきます。
③発泡プラスチック系断熱材を使う
外張り断熱で発泡プラスチック系断熱材を使う場合
それ自体が防湿・気密性を持っているため、継目に気密テープを貼れば
気密層を設けなくても機能性は発揮されます。
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