アメリカ人の建築家のなかに、日本で活躍した人がいました。
「アントニン・レーモンド」という人物で、1919年に来日し
東京女子大学の講堂チャペルや、軽井沢の聖パウロ・カトリック教会など
多くの日本の建築にかかわってきた人です。
自邸をはじめとして、多くの建築作品の中で
日本の伝統の木構造が巧みに生かされているのが大きな特徴です。
このアントニン・レーモンドが
弟子たちに話したという「5つの原則(プリンシプル)」。
これは、今にも通じる考え方として、有名な言葉です。
5つの原則とは、次のことをいう。
「自然(ナチュラル)」
「単純(シンプル)」
「直截(ダイレクト)」
「正直(オネスト)」
「経済(エコノミー)」
この「5つの原則」は、相互に関連しあっています。
自然なものは、およそ単純であって、単純なものはダイレクトで、正直で
それは結果的に経済的である、というメッセージです。
そして、経済性とは「決して安く作るということではなく何事も無駄にしないということだ」と
彼自身の設計への姿勢に裏打ちされた、強い言葉として現代の私たちにも響いてくるようです。
彼のこうした考え方の根本にあるのは
実は日本家屋がお手本となったともいわれています。
「西洋人のいう「装飾」とは反対に、日本にあるのは、必要の生み出した「美」である」
「すべてを取り去ったとき、残る本質が、日本の魅力の源である」
このような言葉から
日本を、日本の住宅建築を高く評価していることが分かりますよね。
時代は変わっても、「5つの原則は」変容しながら
私たちの家づくりに根付かせていきたいものです。
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